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Electronic Music Management System(以下EMMS)で採用されている電子透かし技術は、TRLで研究・開発された技術です。この技術により、レコード会社やスタジオはデジタル・オーディオ・データに非可聴な電子透かしを埋め込むことができます。埋め込む情報としてはたとえばCCI(Copy
Control Information)、Usage ID、ISRC(International
Standard Recording Code)などの"source watermark"などが考えられます。埋め込まれた電子透かしは、ダウン・サンプリング、AACとMP3の圧縮、アナログ経由でのMDコピー、その他の色々な信号処理後からも検出が可能です。TRLの電子透かし技術は、非可聴なのでCDやDVDクオリティのオーディオ・データの両方に適しています。
詳しくは、次を参照してください。
IBM EMMSと大手レコード会社5社の試み
1999年2月8日、BMG、EMI、Sonyミュージック、ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージックの大手レコード会社5社は、IBMが開発したEMMSを利用した最初の実験を行うことを発表しました。この実験では、CD品質のアルバムがインターネットからユーザーにセキュリティの高い方法で提供されます。この実験ではこの春からの6ヶ月の期間で2000以上のアルバムがダウンロードできます。
レコード会社の背景
コンテンツのデジタル化は、ビジネスの可能性とともに大きな問題をもたらしました。以下の表は、アメリカでの音楽メディア市場の推移を示しています。デジタルで録音されたCDなどは、アナログでは不可能だった高い音楽品質を実現しています。1988年から1995年までの間にCDの売上は、著しい伸びを示しています。しかし最近では、圧縮技術の進歩とインターネットの流行により、インターネットから違法コピーが簡単に行えるようになり、レコード会社に悪影響を与えています。レコード会社は、インターネットのユーザーに音楽配信をする場合に必要なセキュリティある音楽管理の枠組みの確立を、家電メーカーと情報技術業界に強く要求しています。 アメリカにおける音楽メディアの売上推移(単位:100万ドル)
| 年度 | CD (M$) | カセット (M$) | 合 計 (M$) |
| 1988 | 2,090 | 3,385 | 6,255 |
| 1989 | 2,588 | 3,346 | 6,579 |
| 1990 | 3,452 | 3,472 | 7,541 |
| 1991 | 4,338 | 3,020 | 7,834 |
| 1992 | 5,327 | 3,116 | 9,024 |
| 1993 | 6,511 | 2,916 | 10,047 |
| 1994 | 8,465 | 2,976 | 12,068 |
| 1995 | 9,377 | 2,304 | 12,320 |
| 1996 | 9,935 | 1,905 | 12,534 |
| 1997 | 9,915 | 1,523 | 12,237 |
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