TRL
TOP PAGE東京基礎研究所採用情報研究分野プロジェクト関連情報IBM基礎研究所
English page is here.
JASRAC、Audio DataHiding を認定 DataHiding(TM) image

* この研究プロジェクトは終了し、現在は行っておりません。
概要

日本音楽著作権協会(JASRAC)は2000年10月6日、音楽についての「電子透かし」技術の評価・認定プロジェクト「STEP2000」が完了し、「デジタル音楽流通に関わる事業者への利用の推奨が可能な技術を保有する企業」として5社を認定したと発表しました。
 
これによると、認定企業は、米IBM、韓国MarkAny、日本ビクター、英Signum、米BlueSpikeの5社です。この米IBMの技術として認定されたのが東京基礎研究所のAudio DataHidingです。Audio DataHiding以外の4社については、「もう一段のチューニング・バランスの向上が求められる」などの補足意見がそれぞれ付記されましたが、DataHiding だけはそのまま認定を受けることができました。

JASRACは2001年10月19日には、著作権管理団体による音楽「電子透かし」の世界的な普及に向けた技術の最終選定作業「STEP2001」を完了させたと発表しました。その結果、IBMとVeranceを利用可能な技術水準をクリアする企業として、エム研とMarkAnyを利用可能な技術水準のクリアが見込まれる企業として認定しました 。

さらに2002年にJASRACは、IBMなどSTEP認定企業4社の技術を利用して、インターネット上で音楽コンテンツを自動的に発見する実験を行いました。

評価内容

実験のために埋め込まれた電子透かしは、コピー管理情報(CCI)として15秒内に2ビットと、著作権管理情報(CMI)として30秒内に72ビットの情報量を持つことが要求されました。
評価と認定は耐性と音質の観点から行われました。

  1. 耐性
    以下の処理を経ても電子透かしが検出できることが求められました。
    テスト項目 処理の概要
    D/A、A/D変換 Digital→Analog→Digital
    チャンネル数変換 Stereo(2ch)→mono
    ダウンサンプリング 44.1kHz→16kHz
    振幅圧縮 16ビット→8ビット
    時間長や音程の変更 ±10%
    不可逆音声圧縮 MPEG1 Layer3 (MP3) (128kbps, 96kbps, 64kbps(mono))
    MPEG2 AAC (128kbps, 96kbps)
    ATRAC (Version 4.5)
    ATRAC3 (132kbps, 105kbps)
    RealAudio (128kbps, 64kbps)
    Windows Media Audio (128kbps, 64kbps)
    放送 FM(FM多重放送、地上波TV放送)
    AM(AM放送)
    PCM(衛星TV放送:CS、BS)
    雑音(ノイズ) ホワイトノイズ:S/N: ‐40dB

  2. 音質
    レコーディングエンジニア、マスタリングエンジニア、シンセサイザーマニピュレーター、オーディオ評論家の4つの職種から4人ずつ、とくに音の違いに敏感な人たちが被験者となって、音質テストを行いました。

オーディオ・データハイディングについてはリンク先をご参照ください。

データハイディング ホームへ戻る
IBM Research
IBM Home Page日本IBM検索お問い合わせプライバシー著作権商標
Last modified 24 Feb 2003